【サンプルリターンカプセル】実験のあれこれを考えるのが難解すぎる。。。
こんにちは、kpilglimです。
航空宇宙工学系の研究をさせていただいている私ですが、主としてはサンプルリターンカプセルについて研究してます。
サンプルリターンカプセルって何かというと、宇宙に存在する小惑星やそのほか様々な天体から、石ころや砂などのサンプル(試料)を地球に持ち帰る際に、大気圏突入時の熱や衝撃に耐えられるカプセルにサンプルを入れて帰還させるのですが、そのカプセルのことを言います。
JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」や「はやぶさ2」をご存知の方は分かりやすいかもしれません。
以下JAXAの動画で、はやぶさを例にサンプルリターンミッションの概要を説明しています。10:24ごろにサンプル入りのカプセルが切り離されている様子が分かると思います。わたしが研究しているのははやぶさのカプセルではないですが、とにかくこういう系です。
で、11月ごろに新しく考案されている形状のサンプルリターンカプセルの実験を行うのですが、そのあれこれを考えるのが本当に辛いです。w
考えることとしては、
- カプセル模型のサイズ
- カプセル模型の飛行速度
- 材料をどうするか(真鍮・アルミ・ステンレス・3Dプリンタなど)
- これまでのカプセル以上に複雑な構造のため、模型製作時に妥協しなければいけない部分がある
などです。
これらを考える上で詰まってしまう最も大きな原因は、コロナのせいでまだ研究所に行ったことがほとんどない中で、いろんな人とメールやオンラインのみで実験条件を考えないといけないことです。
研究所に行って皆さんとわちゃわちゃしながら相談したいところですし、1年目の人間にこれは正直ハードじゃないですか、、、(って言ってても仕方ないので、やるしかないのですが。w)
と、ちょっと弱音のようなものを吐く記事になってしまいました。ちゃんと考えていきたいと思います。
ブログで書きたいことも結構溜まっていて、時間ができ次第更新していきますので、楽しみにしていただけると嬉しいです^ - ^
それでは、ありがとうございました。