山壁に建つお寺「山寺」の魅力
こんにちは。kpilglimです。
実験の計画についてはまだまだ上手くいきませんが
ちょっと疲れたので、ブログの場に逃げてきました。w
通称・山寺についてピックアップします。
宝珠山 立石寺とは
860年(貞観2年)、天台座主第3世慈覚大師円仁によって建立された、天台宗に属するお寺になります。
天台座主とはなんでしょうか。こちらは天台宗HPより拝借させていただきます。
要するに、天台宗の総本山である比叡山延暦寺の中でも最高位なので、天台宗のトップに位置する役職ということになると思います。
その第3世である慈覚大師・円仁によって山寺は建立されたということですね。
ちなみにこの天台宗・比叡山は皆さんもよくご存知かと思いますが、やはり有名なのには大きな理由があります。
その一つは、比叡山から、後世に名を残す高僧たちが続々と巣立っていったことです。
鎌倉新仏教と呼ばれる以下の宗派(開祖)は全て比叡山が輩出しています。
めちゃくちゃ知っているものばかりで、本当にすごいです。
通称・山寺の所以
山寺はその通称の通り、山にあります。ただ山にあるだけじゃなくて山壁に建っています。
最後の章で実際に行って見たときの写真を載せるので、もうしばらくお待ちください。
松尾芭蕉が残した名句
松尾芭蕉は、「おくのほそ道」のなかで山寺に訪れ、名句を残しています。
閑さや
岩にしみ入る
蝉の声
素晴らしい景観が静寂の中でより一層映え、かえって静けさをつのるような蝉の声は、まるで岩にしみ入っているようだ。ということを意味している句になります。
これは、実際に行くことでその情景がすごく感じとれました。
いざ山寺へ
お待たせいたしました。実際に山寺へ行きましょう。
山寺駅を出るとすぐ目の前にドーンと山が現れます!
山の斜面に建物が見えるでしょうか。
後ろを振り返るともちろん山寺駅です。
風情にあった綺麗な駅でした。
橋を渡り。
お!奥の細道って書いてます!
こちらは根本中堂。立石寺の御山全体の本堂にあたる御堂になります。ブナ材が全体の6割りほど用いられ、ブナ材の建築物では日本最古とも言われるようです。
俳聖芭蕉と書かれた像を発見しました!
こちら「曽良の像」と書いてあったのですが、訪れたときは誰か知りませんでした。ごめんなさい。芭蕉に同行した方らしいです。
岩の隙間に硬貨が。
これは完全に「岩にしみ入る 蝉の声五円玉」ですね。
どんどん登ります!
すごいところに建物、、、
足がすくみそうですね。
最も上まで登りきると、奥の院(正式には「如法堂」)というところに着きます。
ここまで登ってくるのは想像以上にキツかったです。
巨人が手を差し込んだみたいな岩がありました。
これは「岩にしみ入る 蝉の声巨人の手」……
(変なこと考えすぎ。)
こわっ。美しいですが高くて怖いです。
こんな展望台も用意されていました。蔵王の方を眺めたり、山寺を見つめ直したり、なかなかいいスポットでした。
まとめ
今回は山形県・山寺について語ってきました。
この数日前に、実は近畿の最高峰・八経ヶ岳に登ったんですけど、別に筋肉痛が残ってたわけでもないのに、山寺でつまづきまくりました。本当に笑ってしまうほど、信じられないくらい。登山後の油断説ですね。w
ということで、かの有名な比叡山延暦寺も大きく関わる山寺、ぜひ気になった方は訪れてみてください!その閑さに心が洗われます。
それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました^ - ^