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日光の社寺の見どころ「鳴龍」

先日、栃木県・日光に行った。

 

日光とは…

もちろん太陽の光のことではない。笑

古くは鎌倉時代にまでさかのぼる。当時、日光三山(男体山・女峰山・太郎山)のそれぞれに新宮権現・滝尾権現・本宮権現が祭祀され、三社まとめて日光権現と呼ばれていた。江戸時代には、徳川家康徳川家光の廟地となった。そんな、神としての山や将軍様が祀られている場所である。

 

 

さて、もっとも見たかったのは、かの有名な陽明門である。が、実際見ると「なんだこれは!」と衝撃を受けた。なぜなら、荘厳な雰囲気を醸し出しているはずの陽明門に、なんだかよく分からない近未来的な装飾が施されていたからである!!

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正直、「とても融合しているようには見えず、雰囲気壊してしまっているのでは?」と思ってしまった。

が、後々調べると、華道家假屋崎省吾さんによる「假屋崎省吾の世界展 in 日光東照宮 美術館」が2019/11/14 ~ 2019/11/24に行われ、その期間中だけ假屋崎さんの装飾が施されていた。で、何も知らないで私はその期間中に訪れたらしい。

うーーん、激レアな光景だなと思いつつも、やっぱり荘厳な陽明門を写真に収めたかった気持ちも。ということで、裏側からいかに映える写真を撮るかということに注力した。笑

それが下の写真↓↓↓

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他にも、「見猿・聞か猿・言わ猿」など見どころはたくさんありました。

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が、何が個人的に日光における1番の見どころだったかと言うと…

 

東照宮 薬師堂(本地堂)の“鳴龍”

である。正直私は、日光に訪れるまで鳴龍の存在すら知らなかった。しかし、だからこそ一気に惹かれた。

では、どのようなものかと言うと、、

薬師堂内の天井に龍が描かれており、龍の顔の真下で拍子を打つとその音が共鳴して龍が鳴いているように聞こえる。そしてその場所から少し離れて拍子を打つと全く響かないのだ。まさに“鳴龍”だった。これには感銘を受けたし、今の技術無しにそんなことができるんだと驚いた。

 

ちなみに、この現象は(龍が鳴いていると信じたいところですが)「フラッターエコー現象」と呼ばれており、ググってもらうとヒットすると思います。ですがここでは龍が鳴いていることにしましょう。笑

 

撮影は禁止のため、写真や動画はありませんがもし日光に行くことがあれば、ぜひ薬師堂の“鳴龍”訪れてみてくださいね^_^