kpilglim

航空宇宙/アウトドアの情報を気ままに発信。

【準完全版】ロードバイク「GIANT TCR ADVANCED 2 KOM SE」のレビューとともにロードバイクのあれこれを語る

こんにちは。

kpilglimです。

  

先週日曜日に届いたばかりのロードバイクの紹介をします。

(もう100km以上走りました。w)

 

納車時の記事↓(コンポ(部品)のグレードについてはこちらで紹介しています。)

kpilglim.hatenablog.com

 

 

ただの紹介でなく、この記事を一通り読めばロードバイクについてあまり知らないという方でもそれなりに分かった!と思ってもらえるように書いてみました

 

盛り沢山で話そうと思いますが、内容としては以下のようです。

 

 それでは始めていきます。

 

数々のロードバイクメーカー

まず始めに、数あるロードバイクメーカーを地域ごとのイメージで簡単にまとめてみます。

 

※全メーカーを書くと多すぎるので、私の独断と偏見で選んだメーカーを書き並べてみました。

 

ヨーロッパ系

高級メーカーが多く、レア度が高い。

  • Bianchiビアンキ、国:イタリア)
  • PINARELLOピナレロ、国:イタリア)
  • DE ROSA(デ・ローザ、国:イタリア)
  • FOCUS(フォーカス、国:ドイツ)
  • FELT(フェルト、国:ドイツ)
  • LOOK(ルック、国:フランス)
  • TIME(タイム、国:フランス)←いつか欲しいです

 

北米系

ヨーロッパほどオシャレなイメージはないが、多くのデータから最適化された走行能力は素晴らしい。

 

台湾

他の地域にはない、大手メーカーならではのコスパを実現している。

 

日本

とにかく日本製品の安心感。意外と乗っている人は少ない印象。

  • ANCHOR(アンカー)
  • YONEX(ヨネックス)

 

オンライン通販専門

同じグレードのロードバイクでも、オンライン通販専門のために安く買うことができる。

  • CANYON(キャニオン、国:ドイツ)

 

 

私が買ったロードバイクは?

では納車直後の記事でも少し説明しましたが、改めて私の購入したロードバイクを紹介します。 

f:id:kpilglim:20200805010622j:plain

 

題名にもある通り台湾メーカーGIANT

TCR ADVANCED 2 KOM SE(2020年モデル)

 になります。

(すでに2021年モデルが登場しているため旧モデルです。)

 

GIANTを選んだ最も大きな理由はやはりコストパフォーマンスの良さです。 

 

自宅の近くにアメリカのTREKとSPECIALIZEDの専門店があるので、それらとも迷いましたが、結果的にはGIANTにしました。

 

なんと言ってもこのメタリックレッドがすごく気に入ってます!

(商品カラーとしてはレッドと書いてますが...w)

 

では次に、少し深い話「TCRとは何か」について話します。

その理解のために、ロードバイクをタイプ別に見ていきましょう。

 

TCRとは/タイプ別ロードバイク

ロードバイクは大まかに3タイプに分けることができます。

  • エアロロード

とにかく空力性能に特化したロードバイク。空気抵抗が極限まで小さくなるように最適化された形状で、特に直線の高速走行に強い。トライアスロンによく使われるそう。

→GIANTでは「PROPEL」シリーズ

 

  • ロングライド

長い距離を快適に乗ることを目的として設計されたロードバイクエンデュランスエンデューロとも言われる。

→GIANTでは「DEFY」シリーズ 

 

  • オールラウンド

平坦だけでなく、山の上り下りにも対応するトータルレース向けのロードバイク

→GIANTでは「TCR」シリーズ

※GIANTにはCONTENDというエントリーユーザー向けもありますが、主にオールラウンドでしょう。

 

というわけで、私の購入したTCRはオールラウンドとなります。

 

ADVANCEDとは

ロードバイクに使われる素材の一つに、カーボンがあります。他にもアルミ、クロモリ、チタンなどありますが、振動吸収性、軽さ(加速性能などに直結)ともにカーボンが最も性能的には良いでしょう。ただお値段がとにかく高いですw

 

主にカーボンが使われるパーツはフレームになりますが、もちろんGIANTもカーボンフレームは取り扱っています。そのグレードが2つに分けられており「ADVANCED SL」と「ADVANCED」となっているんですね。

  • ADVANCED SL:最高レベルのカーボン素材、トップレベルのレースでも使われる
  • ADVANCED: SLよりは劣るが、剛性と信頼性の高いハイパフォーマンスな素材

 

KOMとは

King of Mountainの頭文字をとってKOMです。King of mountainとはそのまま山岳王を意味しています。 

 

山岳王とは...

ロードレースの山岳部門(いわゆるヒルクライム)を制した選手に与えられる賞が山岳賞で、その選手のことを山岳王と言います。

 

では、このロードバイクになぜKOMの名がついているかというと、オールラウンドロードバイクの中でも、よりヒルクライムに特化したロードバイクの仕様になっているからです。

(具体的には、ギアの構成がヒルクライム向けになっています。要するに軽いギアがたくさんあるよということです。)

 

 

SEとは

SEとはSpecial Editionを意味します。

 

「すべてのライダーにパワーを」というGIANTの思いにより、カーボンロードの中では低価格帯のものでも、パワーメーター「POWER PRO」or「POWER PRO S」が標準装備されたものになります。

 

パワーメーターとは...

自分のペダルを踏み込むパワーを可視化してくれます。GIANTのパワーメーターはその他にもケイデンス(1分間にペダルを回す回数)なども測ってくれます。

 

GIANT商品を見比べてみたところ

  • 1 SE:POWER PROを内蔵(両足パワーメーター)
  • 2 SE:POWER PRO Sを内蔵(左足のみパワーメーター)

となっているようです。

 

ということで、私のロードバイクには左足のみパワーメーター付きの「POWER PRO S」が内蔵されています。

 

ロードバイクの各部名称

続いては、ロードバイクの各要素について説明していきます。

 

あまり詳しくしすぎるとごちゃごちゃになるので、今回説明するところを主に記してみました↓

f:id:kpilglim:20200806125651j:plain

 

このロードバイクでいうところの赤い部分(トップチューブ・ダウンチューブ・シートチューブ・シートステー・チェーンステー・フォーク)全体をひっくるめてフレームと言います。高級なロードバイクでは、フレームセットのみで販売し、他の部品は自分で選ぶというものもあります。

 

もっと詳しく知りたい方はこちら↓

jitensha-hoken.jp

 

では各部パーツについて説明していきます。

 

フレーム

まずはフレーム(特にトップチューブ)からです。

 

剛性を保ちながらも、軽量化や空力性能を向上させるため、一見似た形状でもあらゆるフレーム形状があります。

 

私のロードバイクトップチューブは、ハンドルからシートポストに向けてだんだんとスリムになっていく形状になっており、個人的にお気に入りのポイントになっています。

 

それに比べてダウンチューブは、剛性を保つために一貫して骨太になっています。


f:id:kpilglim:20200805010706j:image

f:id:kpilglim:20200805010703j:image



 

シフター・ブレーキレバー

 ロードバイクならでは!と言えばこちら、シフター・ブレーキレバーでしょう。

f:id:kpilglim:20200806134007j:image

 

自分の体の方向に引けばブレーキをかけ、内向き(左シフターなら右へ)に押し込めば変速ができます。

 

変則の詳細については、またギアの詳細を記事にする際に一緒にまとめます。

  

ブレーキ

それでは減速の命「ブレーキ」に参りましょう。

 

ブレーキの種類には、リムブレーキとディスクブレーキがあります。

 

リムブレーキは、リム(タイヤの少し内側)を挟み込むことでブレーキをかけるシステムで、自転車に乗る方であれば誰もがご存知だと思います。

 

わたしのロードバイクリムブレーキを搭載しています。


f:id:kpilglim:20200805011759j:image

f:id:kpilglim:20200805011802j:image

 

では、ディスクブレークとは何でしょうか。以下のように、ホイールの中心にディスクがついており、それを挟み込むことでブレーキをかけます。

f:id:kpilglim:20200807140924j:plain

TheArkowによるPixabayからの画像

 

ディスクブレーキは、タイヤから比較的離れた位置にあるため、オフロードで泥を書き上げたりするような状況でも制動力が維持できます。

 

また通常走行時でもリムブレーキより制動力が強く、下り道のブレーキではより活躍するようです。

 

ディレイラー

 続いて変速機「ディレイラー」についてです。

 

ハンドルについているシフターと繋がっており、どのギアにチェーンを通すかを調整してくれます。

 

わたしがこれまで乗っていたクロスバイクでは、まずフロントギアが1枚のみであったので、フロントディレイラーがあるだけで感動しました! 

f:id:kpilglim:20200805011203j:plain
f:id:kpilglim:20200805011200j:plain
フロントディレイラー(左)とリアディレイラー(右)

 

ギアの詳細に関しては、複雑で長くなりそうなので

また別の記事でまとめようと思います。

 

右側クランク・ペダル

 ロードバイクのコンポ(部品)の中で、最も際立っているのがこちらのクランク(特に右側)ではないでしょうか。

 

 


f:id:kpilglim:20200805011255j:image

f:id:kpilglim:20200805011251j:image

 

実際に踏み込む力が直接伝わる場所であるため、その剛性や性能は走りに直結するでしょう。

 

右側の写真には、ペダルを載せました。見たことのない形状をしていると思った方も多いと思います。こちらは、ビンディングペダルというペダルで、ビンディングシューズとともに使うことで、足とペダルを一体化して走ることができます。

 

ビンディングを使うことで得られる最も大きな効果としては、引き足を使えるということです。普通のペダルなら上から下に踏み込むときしかペダルへ力を伝えられません。しかしビンディングで固定することによって、ペダルを引く際の力も回転力となって駆動させることができます

 

これによりペダルを回す効率が良くなり、疲労が大きく軽減されます。ただし、足とペダルがくっつくために立ちゴケすることもあります。w

(私もクロスバイク時代に、ビンディングであることを忘れていて1度立ちゴケしました。w)

 

左側クランク

先ほどは右側クランクについて見ましたが、続いては左側クランクです。なぜ分けて説明するかというと、左側クランクには先述したようにパワーメーター「POWER  PRO S」がついているからです。


f:id:kpilglim:20200805011318j:image

f:id:kpilglim:20200805011315j:image


右側の写真に示すように、クランクの裏にカートリッジのようなものがついています。この中に加速度センサなどの精密な機械が埋め込まれており、ケイデンスやパワーを測ってくれます。

 

サドル・シートポスト

ロードバイクのサドルはとにかく細いです。速く走ることが目的なので、仕方ないことですが、お尻は痛くなりやすいのでサイクルパンツを履くのがおすすめです。 

 

右側の写真を見るとお分かりいただけるかもしれませんが、シートポストも尋常じゃなく細いですね。w

(進行方向に関しては、もう少し太いです。)

 

空気抵抗の低減のためだと思いますが、一押しポイントのひとつです!


f:id:kpilglim:20200805011412j:image

f:id:kpilglim:20200805011417j:image

 

また、せっかくなのでリアライトを灯しています。必須ではないですが、夜間にロードバイクで走るときには、自分の存在を知らせるためにもつけておくべきだと思います。(昼でもつけておられる方もおられます。)

 

まとめ 

 今回は、購入したロードバイクの紹介とともに各パーツのあれこれについて話してきました。少しでもロードバイクに興味を持っていただけたら嬉しいなと思います!

 

ギア・タイヤ・リムなどに関しては、またいずれまとめようと思います。

(という意味での「完全版」になっております。)

 

最後まで読んでくださりありがとうございました^ - ^