世界遺産「日光の社寺」〜逆柱の秘密〜
こんにちは。
kpilglimです。
世界遺産「日光の社寺」について、過去に記事を書いたことはあるのですが、隠された見どころを一つ、皆さんに伝えたいなと思い、本記事を書きます。
その見どころとは、「逆柱(さかばしら)」です。
(知っている方もおられると思います。。。)
(過去記事では薬師堂の鳴龍(なきりゅう)について紹介しています↓)
日光の社寺とは
まず、世界遺産としての「日光の社寺」を簡単におさらいします。
1999年、日本近世の建築様式を代表する建造物として
の2社1寺に属する103棟の建造物群と周辺の自然環境が、建造物と周囲の自然が調和した景観から、日本古来の神道思想が色濃く現れていると評価され、世界文化遺産に登録されました。
最も有名な建造物といえば、東照宮を代表する陽明門だと思います。高さ11.1m、横幅7mの大きさを誇り、500を超える彫刻が施されています。
逆柱とは
では、逆柱(さかばしら)について説明します。
当時、“建造物は完成と同時に崩壊が始まる”という伝承があり、それを避けるために敢えて陽明門の12本の柱のうち1本だけ、模様が逆さになっています。
これが「魔除けの逆柱」と言われており、崩壊が始まらないようにするための工夫となっています。
ここまでは結構前までから知っていたのですが、実際に旅行しに行く前に調べると、さらに2つあるらしいことがわかりました!
他の2つは陽明門にはなく、さらに奥の方の本社(本殿・石の間・拝殿からなる)の方にあるようなのです。
実際に行って逆柱を探してみた
とにかく見たくて、去年の秋に行ってみました。
まずは陽明門をドーン!
いや待て待て、kpilglimと。
なんやこのCG感満載のカラフルな装飾は。
私も驚きました。w
どうやら近くで花道家の仮屋崎省吾さんの展覧会が行われており、そのコラボとして生け花的な装飾がされていたようです。
(なんともいえない感じですよねw)
どう見てもCG。完全にCG。
CGはさておき、まず陽明門の逆柱を探しましょう!
じーっくりみてみると、、、
ありました!!!
こちらの柱になります!
(どの柱か分かってしまうと、みなさんが実際に探しに行ったときに面白くないかなと思い、こんな感じの写真にしてみました。)
このグリ紋と呼ばれる模様が、他の11本の柱と上下が真逆になっているのです。
ちなみに、この柱を撮影している人はほぼ見受けられなかったので、意外と皆さん知らないのかも知れません。
私1人だけこの柱を撮り続けてる、変な人でした。w
本社の方でも、1本見つけることができました。ただ、撮影禁止だったと思うので、残念ながら写真はありません。
まとめ
世界遺産「日光の社寺」の逆柱について話してきました。他の観光客の方が知らないことを頭に入れた上で観光しに行くと、やっぱり人一倍楽しいですね。私が見つけられなかった1本、皆さんも全力で探してみてください!
それでは^ - ^